2014年6月22日日曜日

くみたてLab、初のユニバーサルIEM「トリオ」を発売します。

(しばらくトップに置くため、日付を2015年にしています。)

ポタフェスまであと1週間を切りました。
現在いろんなものを準備中ですw

さて、先日のブログで6/28,29のポタフェスに「もっと面白いもの」を
持っていくといっていましたが、
今回はその詳細を発表します。

初のユニバーサル、そしてハイブリッドIEMの
「トリオ」を7月下旬に発売予定です。


筐体は純銀製。ピカピカでしょ!

なぜ筐体を純銀製にしたのかというと、
ハイブリッドIEMがユニバーサル機でも
それほど珍しい存在ではなくなってきたこと。
だったら樹脂で作っても面白くないんじゃないかと思い、
差別化を図るため銀にしてみました。

銀の理由はまだまだあります。


ダイナミックドライバのハウジングにもこだわったからです。
カスタム、ユニバーサル問わずハイブリッド機は
ダイナミックドライバの処理が
熱収縮チューブをかぶせただけのものや、
樹脂でハウジングを設計しているものが多いです。
これはあまりにもったいないので、今回の「トリオ」では
金属(銀)での設計を試みました。
これにより、高域の減衰が少なくなりました。
BAドライバはDWFKを採用。
こちらの音導ももちろん銀製なので特性も良好。


また、銀筐体にすることでオーディオ機器としてだけではなく、
アクセサリとしての伸展も狙ってみました。
後述しますが、現在のシンプルな見た目から
刻印による装飾や、特殊メッキによる
色味の変化など、さまざまな可能性を秘めています。
表面はロジウムメッキを施し、アレルギーにも配慮しました。


音響設計にも、最新のトレンド?を入れてみました。
筐体に付属しているスイッチを回すことで、
ダイナミックの音とBAドライバの音の比率を変えることができます。
自分の好みの音を探れる、というギミックを仕込むこと。
万人にフィットするユニバーサルですが、
自分のためだけに設計されるカスタムIEMの要素もこめてみました。
カスタムIEMメーカーとしてのこだわりですね。

発売時期は7月下旬、価格は調整中ですが
弊社カスタムIEMの価格とそれほどかけ離れるものではないです。


さて、製品名の「トリオ」。これは
2BA、1ダイナミックの3ドライバ構成という内容も
あらわしてますが、そのほかにも意味があります。


製品開発に当たり、はじめて社外の方々にご協力を
いただきました。

まず、筐体設計をしてもらった「ミスターX」。
諸事情あって匿名です。
彼には筐体を3Dソフトで設計してもらいました。
製品は純銀ですが、その基礎には
3Dプリンターを利用した樹脂製の筐体があります。
樹脂筐体を元に、ゴム型をつくって金属を鋳造したわけです。

さらに、実際に完成度の高い筐体を作成していただいた
ジュエリーを製造・販売されており、素材の選定や
造型にいたるまでさまざまなアドバイスをいただきました。


こちらはなんと純銀製のカスタムIEMのフェイスプレート。
とても美しいですね・・・。
ハワイアンテイストのジュエリーを製造・販売されており、
アクセサリー面からも相談させてもらいました。

この両者と、くみたてLabの3名によるプロジェクト。
「トリオ」という名前には、それぞれが得意分野で
知恵を絞り、力を発揮したという思いをこめています。

まだまだ語りたいこともあるのですがw、
それはまたの機会に。
現在、6/28のポタフェスにむけてサンプル機を製作中。
ぜひ、ポタフェスでは弊社ブースで試聴してくさい!

お待ちしております。