2013年4月1日月曜日

UE7proプロト作成 その2「アートワーク編」

ディップ解消のため、金属プレートをあけて配線しなおし。
仮で入れたヒーホーくんのアートワークも剥がしちゃったので、
一ヶ月間くらいこんな感じでマスキングを貼ってましたw


いい加減マスキングを剥がして、ヒーホーくんを貼りなおします。
ところで、メーカー製のIEMは、アートワークはどのように印刷してるんでしょう?


おなじみ1964Earsのビデオから。ウッドプレートにはシールを貼ってると思われますが、
下のワ〇ピース的なアートワークはどうやってるんでしょうね?


こちらはUEのアートワーク工程。おそらく、樹脂に直接印刷できるプリンターを
使ってると思われます。

自作erはこれらのプリンターはさすがに用意できません。
なのでインクジェットプリンターをつかって、デカールやラベルに印刷して
貼り付ける、という工程になります。


ほぼ一年前に仕上げたアイギス痛カスタム。もうばらされてますがw
このときは縮むプラ板なども試したんですが、あまり色味が綺麗に出せなかったので、
結局インクジェットラベルにしました。型番は忘れてしまいましたが、
UVカット保護フィルムがついたものでした。
今回はコレ以来のキャラクタ・アートワークをやってみます。


ヒーホーくんことジャックフロスト。
フィギュア¥6800!たしかに可愛いですが随分強気の値段設定。
僕のイメージ的にはスクリーンショットくらいの頭と体のバランスが可愛いかなぁ・・・
シェルを青にしたので、コイツのイメージがぱっと浮かびました。
今回はコレで行ってみます。

よそ様から引っ張ってきた画像であれこれするのも怒られるかもしれないので、
ヒーホーくん描きましたw 


オリジナルとは大分違うけど、まぁいいや。もうちょっとゆるい感じにしたかったかな。
ちなみに、使用ソフトはイラストスタジオ。月額500円で使える便利なソフトです。
これはA4サイズのキャンパスに350dpiで描いたのですが、もちろん
フェイスプレートに貼り付けるので、縮小しなくてはいけません。
縮小具合も、用紙によるんですかね・・・

①A-one 「写真シール 角型」


まず最初に考えたのが、もともと小さくカットされたラベルに印刷すれば
簡単なんじゃないか、という事。A-Oneの写真シールを買ってきました。

ギザギザだホー・・・

ただ、これは印刷する際にA-oneのラベル専用ソフトでイメージを
縮小しないといけないんですが、それの出来があんまりよくないです。
縮小するとまず間違いなく画像のような感じで輪郭がギザギザになってしまいます。
文字の縮小も得意でないみたい。

ちょっと調べてみると、イメージを縮小する際は、ソフト側で縮小するより
プリンターの印刷設定で縮小したほうが綺麗だとの事。
そこで、A4ノーカットのラベル用紙を買ってきて、それにこまごま縮小コピー
することにしました。これなら専用ソフトで印刷しなくても済みますしね。

②A-one 「ラベルシール 光沢紙・ホワイト」or「ラベルシール透明」


こちらはnTaQさんに作った7proのラベル。
A4ノーカットのいいところは、画面と実際のA4紙を見比べて
印刷したときの大きさが予想できることです。一番綺麗に出力できるのは、
キャンパスの解像度を600dpiにして、初めから小さく描く事だと思います。


うっかりカラーで描いちゃったので、2値化してモノクロ印刷。
「 Proto 」の丸っこい字体も綺麗に印刷されてます。
プリンタ側の設定で、60%くらいに縮小して印刷。

ところが、ヒーホーくんはA4フルサイズで描いてしまいました。
なのでソフト側で縮小しなくてはなりません。


レイヤー全体を選択して、縮小します。コピぺを繰り返して7人(匹?)ほど並べます。
さらにプリンタ側の設定で75%に縮小。
さすがペイントソフト、縮小しても綺麗に印刷できました。帽子のスマイルマークも
識別可能。

ところが・・・

シミシミだホー・・・

ホワイトのラベルは樹脂がしみてダメダメだし、透明ラベルの方は
剥がれやすく、そのせいか気泡が入りまくります。
これはちょっと使えないですねぇ・・・そこで、また別のラベルを試して見ます。

③A-one「フィルムラベルシール・透明」 or SANWA「耐水ホワイトフィルムラベル


はがせる系や気泡が入らない系は、逆に気泡や剥がれの原因になると思います。
そこで、通常版の物を試してみました。


べス様ことエリザベスは、キャラクタデザインの副島さんの画集からお借りしましたw
 カッコいいなぁ・・・
透明フィルムは、アルミプレートなりフェイスプレート全面にはりつけてから
カッティングして、樹脂でコーティングしたほうがいいですね。シールの境目が目立ちません。
ホワイトフィルムもいい感じ。ただ、このラベルは少し青の発色が悪く、やや赤みがかった
色で印刷されました。写真だとそれがより強調されてますね。


インクの劣化でもかなり、色味の印刷差が出てきます。
もしかするとインクメーカーの違いでも出るかもしれません。純正が安心なんでしょうか。
あるいは僕のモニターの青みが強いのかもしれません・・・

コーティング剤が音導に侵入して、フィルタを詰まらせてしまいました・・・



さてそんなこんなで完成した2015*2版UE7proこと「UE7proプロト」。
これにてエリザベスからの依頼も達成です。
マッチングもかなりいいです。ジャンクからとってこれなので、
UEの管理がいいんでしょうね。

ちなみに、音ですがやはりかなりの低域の強さです。
ただ、ディップを埋めた後だと、中域が張り出したおかげか
そこまで息苦しさを感じません。
まぁでもコイツを聴いてから他のIEMを聴くと解像度が強調されて聴こえるでしょうねw
僕はこういうIEM好きです。ダイナミックに負けずとも劣らず、と思う。

アートワークは引き続き、考えて行きたいです。IEMの顔ですからね。